秘密の恋
次の日、冬馬を玄関で見送り、
職場に着くまでの間に
優馬くんにLINEした。


『おはよう!昨日はごめんね。』


職場に着くまでに
彼からのLINEは来なかった。


仕事中もいつにも増して
ソワソワしている自分がいた。


返事来てるかな?
もしかして、また突然来たりするかな?
なんて淡い期待をしながら。
でも、ちゃんと仕事はしたけど。


仕事が終わり


「お疲れ様でしたー。
お先、失礼します。」


「お疲れ様ー」


他のスタッフにも声をかけ
職場を後にする。


「いないよね(笑)」


ポロッと独り言が漏れた。


私はその足で買い物に行くことにした。
夜ご飯を何にしようか考えながら。


しばらく歩いてあることに気付く。


誰かにつけられてる?


もしかしたら、昨日のことを疑って
冬馬が見張っているのかも。


いや、気のせいかもしれない。


私は気にせず歩き続けた。
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