秘密の恋
ガチャッ…


「ただいま」


「アッハッハッハ(笑)」


優馬くんが急に笑い出した。
テレビを観ていて笑うっていう
彼なりの"いつも通り"。


「おかえりー。
優馬くん、笑いすぎだから」


「お兄、お帰り。」


「おう。寧々、夜ご飯は?」


「優馬くんの独断で
オムライスになりましたー。」


「お前、子供かよ(笑)」


「お兄まで
寧々ちゃんと同じこというのかよ」


やっぱり夫婦なんだね、私たち。
考えてること、同じなんだ。


「寧々、手伝う。」


「ありがとう」


冬馬にサラダの盛り付けをお願いし
私はフライパンを振り、
オムライスを作っていく。
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