秘密の恋
「明日、学校は?」


「午後から」


冬馬は少し考えて


「なら、ウチに泊まってけば?
俺も少しなら付き合えるから」


そう提案した。


うーん、と悩んでる優馬くんに


「下着はコンビニで買ってきてもらって
寝間着は冬馬の貸してあげるし」


私も提案した。


今夜は少しだけ長く一緒にいたい。
近くに冬馬がいたとしても…。


「なら…そうしようかな。」


優馬くんからのいい返事に
私は心から喜んだ。


「私、コンビニ行ってくるよ!
デザートもついでに買ってこよー(笑)」


私は財布を持って家を出た。


「ちょ、寧々!」


家の中から呼ばれたけど
今夜、一緒に過ごせるって考えたら
嬉しくて嬉しくて
立ち止まらずコンビニへ向かった。
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