秘密の恋
コンコン…


ベッドに横になっていたら
いつの間にか眠ってしまっていた。


「…はい」


横になったまま返事をする。


「あ、俺。お兄、もう行ったけど…」


「そう。」


「入っていい?」


「ダメ」


鍵はかけてなかった。
だから優馬くんが入ろうと思えば
いつでも入ることはできる。


ガチャッ…
ドアが開いた。


「寧々ちゃん。ごめんね。」


「なんで優馬くんが謝るの?笑」


深く反省してる感じが何とも可愛くて
思わず笑っちゃった。


優馬くんが一歩一歩近づいてきた。


ギシッとベッドが軋む。
優馬くんが私の隣に横になった。
冬馬が普段寝ている位置に…
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