秘密の恋
一ヶ月の記念日の次の日から
ほぼ毎日、優馬くんとLINEをしていた。
もちろん、冬馬がいない時に。


この関係を続けていく上で
私たちなりのルールを決めた。


‐連絡は冬馬がいない時にする‐

‐必要最低限の内容以外のLINEは消す‐

‐皆でいる時は今まで通り‐

‐優馬くんに他に好きな人が出来たら
この関係は終わり‐


こんな関係だからこその約束事。


♪~♪


冬馬を見送ってから数分後のことだった。
いつもの時間に鳴るスマホ。


『おはよー。学校まじダルッ(笑)』


優馬くんからのLINEだった。


『ほら、頑張ってーp(^-^)q
私も仕事、頑張るよo(・∀・)o』


すぐに返事をして身支度を済ます。


「行ってきます」


誰もいない部屋に声を掛け
私は家を出た。


♪~♪


彼からの返事が来た。


『今日、家行ってもいい?』


私は待ってる、と返事をして
職場へと急ぐ。
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