秘密の恋
結局、二人でコンビニに寄り
私はお弁当を冬馬はおつまみを買い
二人で帰宅した。


「「ただいまー、おかえりー」」


二人の声が揃った。


私はキッチンに向かい
冬馬は部屋着に着替えると言って
寝室に入った。


私は袋から弁当を出し
電子レンジで温める。


お弁当か暖まるのを待っている間
私はリビングのほうを
ボケーッと眺めていた。


「…ふぅ…」


思わずため息が漏れる。


ここで優馬くんと…。


そう考えただけで
胸がキューっと苦しくなる。


「おいおい、寝てねーか?」


冬馬に声を掛けられ我に返る。
いつ鳴ったのかは分からないが
お弁当はすでに温まっていた。


「今日はヤバイなぁ…早めに寝よっかな。」


「そうしな。疲れてんだろ。」


「疲れかなぁ、いただきまーす!」


「眠くてもご飯は食うのな(笑)」


私はうるさいなぁと言いながら
ご飯を頬張る。
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