私と後輩君との恋は、じれったい。
 "先輩"っていう言葉だけで、こんなにも嬉しくなるなんて。


「1年後に分かるよ」

「え?どういう意味ですか?」

「うーん、教えない!」

「えーっ!何でですか!」


 最初は後輩ってどんな風に接すればいいのか分からなかったけど、安倉君、いい子だなぁ。自然体で話せる。


 その後も、安倉君と色々な話をして、盛り上がった。


 ___ガラガラ。

 扉を開けて先生が入ってくると、賑やかだった図書室もシーンと静まり返る。


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