私と後輩君との恋は、じれったい。
「今日は、図書委員会の主な仕事の説明と、当番決めをします」


 仕事の説明の為に前に出てくる3年の委員長。


「まず皆さん、図書委員会に入ってくれてありがとうございます。中には去年も入ってくれている人もいますね」


 そう前置きして、説明が始まる。

 チラリと隣を見ると、安倉君はすごく真剣に話を聞いて、所々メモをとっている。

 一方私はというと、隣にいる安倉君を意識して集中して聞けていない。


「説明は以上です」


< 15 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop