私と後輩君との恋は、じれったい。
 それからの授業を眠気を堪えつつ聞いて、昼休み。


「先輩!」


 声の主__安倉君が、私を呼んだ。


「そっかー、図書委員って昼休みもなんだよね」

「うん、週一なんだけどね」

「頑張って!あたしたちも時間あったら、行くね」

「ありがとう!まってるよ〜」


 玲香と夢ちゃんと言葉を交して、お弁当を持って安倉君に駆け寄る。


「先輩はお弁当なんですね」

「うん、まだ一人じゃ作れないからお母さんに手伝ってもらってるけど…。安倉君は、購買?」

 歩きながら聞くと、安倉君はバツが悪そうに言った。

「いやー実は、購買って売り切れるの早くて。ちょっと高いけど通学路のコンビニで買ってます」

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