私と後輩君との恋は、じれったい。
「…え、それ、どういうこと?」
安倉君が「放課後も迎えに行きます!」と言ってくれたから教室で玲香と夢ちゃんと喋っていて、せっかくだしと昼休みのことを話すと玲香から飛んできたのがさっきの言葉。
「私も分かんないの。雑誌で見たのと違うパターンだったから反応に困ったけど、安倉君が話し続けてくれたからとりあえず良かったー」
夢ちゃんはさっきから変わらず「へぇ〜」とか「なるほど」とか相槌をうつばかりで自分の考えを言いはしない。
「ていうか、その遊佐知希君だっけ?ウチと気が合いそうなキャラだわ」
「おっ、まじですか」
玲香はどうやらトモ君のことが気になる様子。
今度紹介してあげようかな。