私と後輩君との恋は、じれったい。
 安倉君を待ち続けて数十分。

 未だに安倉君は来ない。


「何かあったのかな?」

「安倉君の教室行ってみたら?」

「そだね。行ってくる!」



 何か来れない理由があるのかな。

 連絡先交換してないし、しょうがないかな。


「えーっと、1年4組だったよね」


 慣れない1年の階に行って、4組の前に立つ。


「よしっ」


 気合を入れ、ドアをノックしようとした、その時。



「イロハ先輩?」


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