私と後輩君との恋は、じれったい。
「トモ君!」


 ドアを開けたのは、トモ君。

 部活に行くみたい。


「どうしたんすか?」

「あ、えっと、安倉君って」

「あぁアイツ、他のクラスの女子と出ていきましたよ。イロハ先輩に遅れるって言っておいてって言われてたのすっかり忘れてました〜」


 あっけらかんとした口調で言うトモ君。

 告白、かな…?


「分かった。ありがとう!」


 トモ君にお礼を言って、図書室に向かった。

< 38 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop