私と後輩君との恋は、じれったい。
 運命の月曜日。

 私は、ギリギリまで悩んで、行くことにした。


 用意に時間がかかったから、きっともう試合が始まってる。

 2試合やるとはいえ、そんなにゆっくりしてられない。



 体育館に入ると、少ないけどギャラリーがいた。

 何とか1番前に入ることができたけど、第四クオーターで点差は1点差。

 残り時間は少なく、試合に出ている安倉君も苦しそうだ。


 そこでハッと気付く。

 前に安倉君、言ってた。

『はは、先輩の応援ってなんか元気出ます!』

 私の番じゃないか。

 気持ちを込めて、叫んだ。

 届け___



「翔太君!頑張って__!!」


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