ハナミズキ
「悪かったよ。許可なく話したことは謝る。」




俺が素直に謝ると、萌梨は驚きで目を見開いた



は?



「なんだよ」



「いや、だって颯馬くんから謝ってもらえるとは思ってなかったから。いつもみたいにムスッとした顔でスルーされると思ってたから…」




こいつは………!



「お前は俺をなんだと思ってんだよ?」



俺が呆れながら聞くと間髪入れず



「無口、無表情、無頓着の無の三拍子」



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