あたし、死んだの？

翌日






｢紀嘉〜〜〜！聞いて聞いて〜！今ね、今、晴希にコクラレちゃったぁぁ!!!!｣



｢こくっ!?!?!?ま、マジめ?!?!｣




｢まじめ〜〜！やったぁ!!!!!!!彼氏、できちゃった！｣




｢彼氏……かぁ。｣




｢え--??なんかいったぁ??｣



｢なんでもない｣






あたしはその後、優子の自慢としか考えられない話を聞かされながら学校へ向かった。




｢これから一時間目の学習を始めます。れい｣




一時間目は、国語。
だったのだが、もうすぐ修学旅行なので、班決めとかをするらしい。




｢先生が班を決めておきました。
え〜と…一班、中橋さん、田中さん、矢崎さん、倉木さん、佐藤さんです。｣




｢マジ----!紀嘉!!!晴希とあたしと紀嘉、一緒！やったね！｣




｢うん!!!!!………あ、倉木くんも…｣




｢本当だ！良かったね〜〜。の・り・か。｣




｢べ、別に…。｣




優子にからかわれながらも、あたしはうれしさを感じた。
倉木くんは、少し悪目な感じで、なんか好きだった。