あたし、死んだの?
丁度一週間後。







「いよいよ明日だね〜☆☆☆修学旅行↑↑↑」




「うん!!!!!!楽しみぃ!」




「今日は早く寝なきゃ。」




「そうだね〜☆」






修学旅行は素直に楽しみだった。


倉木くんとも班、一緒だし〜。





授業も早く終わらせて、早く帰りたかった。


明日の準備が早くしたくてウズウズしていた。


準備も一つの楽しみなのよね〜〜↑↑







授業が終わり、家路についた。




いつものように、優子とお話をしながら。 






道路の手前まで来たとき。



「ミャー」



「あ、見て!紀嘉!黒ミャンコ。」



「黒猫って…不吉なんじゃないっけ?」



「え----?可愛いから関係なぁし!」



「ふふっ」





黒猫は、道路の真ん中に転がっており、あたしたちに気付いた後、眠ってしまったようだ。





「危なくない?」



「大丈夫だよ!だってここ、車とおんないし。」



「まぁ。」




優子は猫に近付き、お腹を撫でていた。







そのとき……!





「ブウォォォォん」





車の大きな音がした。




「ゆ、優子!!!!!!!」








あたしは足が動かなくて、体の上半身だけが前に行ってしまった。


猫はシャーー!と、くるなと言うようにうなっていた。

そこに転んで、動けなくて。



優子は、紀嘉にはじかれ、坂のある場所まで滑り込んだ。




「紀嘉!!!!!!!!!!!」





もうダメだ。








その瞬間、光が見えた。




目も暗むような眩しい光。
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