あたし、死んだの?
そしてお葬式は一通り終わって、お母さんたちは帰りの車に乗った。






そして無言のまま、あたしは車に乗ろうと追い掛けた。



でも…
ブロロロロッ



エンジンをかける音。


そしてゆっくりとタイヤを動かした。




「え!!!!ちょ、お母さん!!」




構わず車は行ってしまった。





置いてかれた。






「ひ、ひどい……。何で無視して……」





あたしはすごく悲しかった。



でも突っ立てるわけにも行かず、家に向かうことにした。





「ふぅ…やっと坂まで…………ん?」




坂の下まで着たとき、ふと気が付いた。


お花。



広い道路の端に、白い花が置いてあった。



事故…?












まさか…
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