所長による小動物系女子の捕獲計画
「甘やかしてる自覚はあるんだけどねー」
キーボードを叩きつつ、独り言を呟く。
仕方ない。仕事の時はもの凄く格好良いくせに、普段は呆れちゃうほどだらしない多和田さんを嫌いじゃないんだもの。
仔犬みたいな目でオヤツはあるかと聞く多和田さんを思い出しつつ、こみ上げるクスクス笑いを必死で堪えて、メールを送信した。
⌘ ⌘ ⌘
翌朝、出勤してまず、ミニキッチンを確認する。
用意した軽食がちゃんと食べてある事に安心しつつ、いつものようにざっと軽く掃除をした。
多和田さんやアシスタントの人達は夜が遅い事も多いし、出勤はいつもギリギリ。だから必然的に私はほぼ毎日、最初の出勤者になる。
鍵を開けてから机を拭いて、ゴミをまとめる。それが終わったらコーヒーを淹れて、ゆっくりとメールとスケジュールの確認。特に多和田さんのスケジュールはちゃんと確認しないと、本人がうっかりしがちだから、怖いのだ。
これが毎朝の私のルーティン。
キーボードを叩きつつ、独り言を呟く。
仕方ない。仕事の時はもの凄く格好良いくせに、普段は呆れちゃうほどだらしない多和田さんを嫌いじゃないんだもの。
仔犬みたいな目でオヤツはあるかと聞く多和田さんを思い出しつつ、こみ上げるクスクス笑いを必死で堪えて、メールを送信した。
⌘ ⌘ ⌘
翌朝、出勤してまず、ミニキッチンを確認する。
用意した軽食がちゃんと食べてある事に安心しつつ、いつものようにざっと軽く掃除をした。
多和田さんやアシスタントの人達は夜が遅い事も多いし、出勤はいつもギリギリ。だから必然的に私はほぼ毎日、最初の出勤者になる。
鍵を開けてから机を拭いて、ゴミをまとめる。それが終わったらコーヒーを淹れて、ゆっくりとメールとスケジュールの確認。特に多和田さんのスケジュールはちゃんと確認しないと、本人がうっかりしがちだから、怖いのだ。
これが毎朝の私のルーティン。