所長による小動物系女子の捕獲計画
ミニキッチンでコーヒーを淹れる横顔はやっぱり凛としていてとても綺麗だ。
「リスじゃないならオコジョとか?いや、そんなキツい顔つきじゃないからミーアキャットか?」
ミーアキャットが巣穴から出て直立の姿勢で周りを見る姿は凛としてるし。んー、でももっとちっこいイメージなんだよな。警戒心強くて、すぐ逃げて‥‥。
「多和田さん、どうぞ」
コトンとマグカップが机に置かれる音に、われに返る。
「ありがとう。これで仕事に戻れるよ」
「よろしくお願いします」
半年前から雇った二人のアシスタントにもコーヒーを配りに行く名切元さんの後ろ姿を見送りながら、書類を捲って仕事に戻る事にする。明後日の打ち合わせの準備がまだ終わっていないし、やる事は山積みだ。
一旦集中しだすと周りが心配するほど仕事に没頭するくせに、それまでは怒られるくらいぼーっとしてしまう。それが以前から変えられない俺の仕事のスタンス。
勤め人には全く向かないこのスタンスも、業界では異例の早さで独立した理由の一つだ。
「リスじゃないならオコジョとか?いや、そんなキツい顔つきじゃないからミーアキャットか?」
ミーアキャットが巣穴から出て直立の姿勢で周りを見る姿は凛としてるし。んー、でももっとちっこいイメージなんだよな。警戒心強くて、すぐ逃げて‥‥。
「多和田さん、どうぞ」
コトンとマグカップが机に置かれる音に、われに返る。
「ありがとう。これで仕事に戻れるよ」
「よろしくお願いします」
半年前から雇った二人のアシスタントにもコーヒーを配りに行く名切元さんの後ろ姿を見送りながら、書類を捲って仕事に戻る事にする。明後日の打ち合わせの準備がまだ終わっていないし、やる事は山積みだ。
一旦集中しだすと周りが心配するほど仕事に没頭するくせに、それまでは怒られるくらいぼーっとしてしまう。それが以前から変えられない俺の仕事のスタンス。
勤め人には全く向かないこのスタンスも、業界では異例の早さで独立した理由の一つだ。