所長による小動物系女子の捕獲計画
時には積極性も必要です
大翔side
コンビニで買ったパンとおにぎりで簡単に朝メシを済ませて名切元さんを送る。履歴書で住所は知っているが行ったことがないので、彼女にナビをしてもらいながらだ。
「多和田さんの車って見晴らしがいいんですね」
次を左折だとか真っ直ぐだとか、ナビをしつつ
その合間に見える景色や車への感想を言う名切元さんは、なんだか凄く機嫌良さげだ。
「ジープは車高が高いからね。でも女性には不人気みたいだよ。乗り降りしづらいって」
「そうですか?私、好きですよ。また乗せてもらいたいくらい」
無邪気な会話に頬が緩みそうになるけど、今朝浮かんだ考えが心に引っかかる。
「あのさ、名切元さんって最後に彼氏いたのいつ?」
昔、何かの話のついでに元カレの話が出た事はある。でも、それがいつの彼氏なのかは知らないのだ。
「えっ!?‥‥あの、恥ずかしいんですけど、高校生です」
「‥‥そう。突然、変な事聞いてごめん」
「多和田さんの車って見晴らしがいいんですね」
次を左折だとか真っ直ぐだとか、ナビをしつつ
その合間に見える景色や車への感想を言う名切元さんは、なんだか凄く機嫌良さげだ。
「ジープは車高が高いからね。でも女性には不人気みたいだよ。乗り降りしづらいって」
「そうですか?私、好きですよ。また乗せてもらいたいくらい」
無邪気な会話に頬が緩みそうになるけど、今朝浮かんだ考えが心に引っかかる。
「あのさ、名切元さんって最後に彼氏いたのいつ?」
昔、何かの話のついでに元カレの話が出た事はある。でも、それがいつの彼氏なのかは知らないのだ。
「えっ!?‥‥あの、恥ずかしいんですけど、高校生です」
「‥‥そう。突然、変な事聞いてごめん」