所長による小動物系女子の捕獲計画
捕獲は慎重にしましょう
大翔side
「莉乃」
唇を離して名前を呼んだら、驚いた顔からはにかんだ笑顔になって‥‥‥彼女はゆっくりと瞳を閉じた。
その事に叫び出したいくらいの悦びを感じながら、もう一度口付ける。唇を食むように、何度も何度も角度を変えて味わう。
やっと手に入れた、愛しい存在。
十分に堪能してから、名残惜しい気持ちを堪えて、そっと柔らかな身体を離す。その髪を手でゆっくりとすくと、うるんだ黒い瞳と視線が絡んだ。
「行こうか」
「‥‥はい」
ちらりと上目遣いで俺を見てから頷いたその顔は、嬉しそうで恥ずかしそうで、もう一度抱きしめたくなる程、可愛い。
「シートベルト締めて」
少しぶっきらぼうになってしまったけれど、そうでもしないと運転に戻れそうにない。
空気を変えるべく、小さく咳払いをして昔話を始めた。莉乃に俺の事をもっともっと知ってほしいから。
唇を離して名前を呼んだら、驚いた顔からはにかんだ笑顔になって‥‥‥彼女はゆっくりと瞳を閉じた。
その事に叫び出したいくらいの悦びを感じながら、もう一度口付ける。唇を食むように、何度も何度も角度を変えて味わう。
やっと手に入れた、愛しい存在。
十分に堪能してから、名残惜しい気持ちを堪えて、そっと柔らかな身体を離す。その髪を手でゆっくりとすくと、うるんだ黒い瞳と視線が絡んだ。
「行こうか」
「‥‥はい」
ちらりと上目遣いで俺を見てから頷いたその顔は、嬉しそうで恥ずかしそうで、もう一度抱きしめたくなる程、可愛い。
「シートベルト締めて」
少しぶっきらぼうになってしまったけれど、そうでもしないと運転に戻れそうにない。
空気を変えるべく、小さく咳払いをして昔話を始めた。莉乃に俺の事をもっともっと知ってほしいから。