ハニーカフェラテ
ひゃ〜〜!!緊張するっ…


「相変わらず美味しい…」

コーヒーを一口飲み、うっすらと口角を上げる。
クールな印象の副社長が、さりげない感じの笑みを浮かべると破壊力がヤバイ…


「ありがとうございます!」

しかし…
なぜこのイケメン副社長が私をここへ?

この雰囲気からして…
やらかした訳ではなさそうだよね…?


「…あの…なぜ、私を……?」


「ああ…」


視線をコーヒーからこちらに向ける。

ただでさえドキドキしてるのに…そんな綺麗なお顔で見つめられると…
心臓が飛び出そうっっ!



「……君が気になって仕方ないんだよ…」



……え?



「あの…それはどういう…」


「言葉通りだよ。君が気になってるんだ」


私が気になる…?


「…私が…ですか?」

「あぁ」


きっぱりと言い、穴が開きそうなくらい視線をこっちに向ける。

「気になるとは…その…どういう意味でしょうか…?私の仕事振りが悪いという意味で…」


「違う」

「え…?」

「仕事振りが悪い訳じゃない。君自身が気になる。…君に興味があるって言った方が分かりやすいか…」


私に興味がある…??


「回りくどい言い方は苦手だ。単刀直入に言う。…俺と付き合って欲しい。」



…へ?


はいっっっ!?!?
< 6 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop