ナミダ列車
「俺…「なんで幸也といんの」
あたしの腕を掴む力と聞き覚えのある声。
「…なんっ」
大好きな声だもん誰かなんて振り向かなくてもわかる。
「好きな奴って幸也?」
「え?」
「幸也が好きなの?」
眉を下げて辛そうな顔をしてる瑛太。
なんで、こんなに辛そうなの。
あたしのことなんか好きじゃないくせに。
「なんで俺が出てくんだよ」
「好きな奴が出来たって…幸也といるから」
「そうだよ!真田くんが好きだから」
もうこの際どうなってもよかった。
別に本当ではないけど、真田くんはわかってるだろうし。
「そうか。俺じゃあ幸せにできないから。幸せになってな」
ポンっとあたしの頭を優しく撫でる。
「幸也今日はやめとくわ」
瑛太がそう話して改札のほうに戻る。
「瑛太と約束してたんだ」
「あぁ。ってかいいのかよ。俺のことなんて好きじゃねぇだろ」
真田くんがはぁっとため息をつく。
あたしの腕を掴む力と聞き覚えのある声。
「…なんっ」
大好きな声だもん誰かなんて振り向かなくてもわかる。
「好きな奴って幸也?」
「え?」
「幸也が好きなの?」
眉を下げて辛そうな顔をしてる瑛太。
なんで、こんなに辛そうなの。
あたしのことなんか好きじゃないくせに。
「なんで俺が出てくんだよ」
「好きな奴が出来たって…幸也といるから」
「そうだよ!真田くんが好きだから」
もうこの際どうなってもよかった。
別に本当ではないけど、真田くんはわかってるだろうし。
「そうか。俺じゃあ幸せにできないから。幸せになってな」
ポンっとあたしの頭を優しく撫でる。
「幸也今日はやめとくわ」
瑛太がそう話して改札のほうに戻る。
「瑛太と約束してたんだ」
「あぁ。ってかいいのかよ。俺のことなんて好きじゃねぇだろ」
真田くんがはぁっとため息をつく。