Designer Baby
#1
ーside愛ー
朝の8時
セットしていた目覚ましがなる。
急いで時間を確認して私はベッドから飛び起きた。
体に巻き付くこの男性の腕を振り払う。
「邪魔。」
私の振動で、その男は目を覚ました。
「どこ行くんだよ。」
そう言って、再び私に腕を回してきた。
「学校だけど。」
「あ?お前大学生だっけ?」
聞きたくもない、朝寝起きの甘ったるい声。
「高校生だけど?」
イライラして、その男に私はぶっきら棒にそう答えた。
「は!?」
焦ったように私に回していた腕を急いでほどいた。
朝から大声出されるとイライラする。
私は、制服に着替え髪の毛を整えた。
髪の毛、伸びたなぁ…。
鎖骨くらいまで伸びた髪を、鏡越しに見ていたら、再びその男に後ろから抱きつかれた。
「男がいる前で、着替えするってどういうことか、分かってしてる?」
「うるさいよ?
コーヒーでいい?」
抱きつかれた腕を振りほどき、私はキッチンに向かった。
「あのさ…。聞いてもいい?」
「何?」
「俺たち、付き合ってるわけでもなければ、昨日初めて会った者通しなんだから、君のこと教えてほしいんだけど。」
「私と寝る条件、昨日話したよね?
私のことは一夜で忘れてほしいって。
深入りもしないでほしいって。
それ約束で、私はあなたの寝たの。
1度会ったら、それ以上でも何でもないの。」
「……。
分かったよ。
愛に深入りはしない。
けど、何か困ったことがあったら相談に乗るから。
コーヒーだけ、もらっていくよ。」
「さようなら。」
「じゃあな。」
そう言って、私は男と別れた。
朝の8時
セットしていた目覚ましがなる。
急いで時間を確認して私はベッドから飛び起きた。
体に巻き付くこの男性の腕を振り払う。
「邪魔。」
私の振動で、その男は目を覚ました。
「どこ行くんだよ。」
そう言って、再び私に腕を回してきた。
「学校だけど。」
「あ?お前大学生だっけ?」
聞きたくもない、朝寝起きの甘ったるい声。
「高校生だけど?」
イライラして、その男に私はぶっきら棒にそう答えた。
「は!?」
焦ったように私に回していた腕を急いでほどいた。
朝から大声出されるとイライラする。
私は、制服に着替え髪の毛を整えた。
髪の毛、伸びたなぁ…。
鎖骨くらいまで伸びた髪を、鏡越しに見ていたら、再びその男に後ろから抱きつかれた。
「男がいる前で、着替えするってどういうことか、分かってしてる?」
「うるさいよ?
コーヒーでいい?」
抱きつかれた腕を振りほどき、私はキッチンに向かった。
「あのさ…。聞いてもいい?」
「何?」
「俺たち、付き合ってるわけでもなければ、昨日初めて会った者通しなんだから、君のこと教えてほしいんだけど。」
「私と寝る条件、昨日話したよね?
私のことは一夜で忘れてほしいって。
深入りもしないでほしいって。
それ約束で、私はあなたの寝たの。
1度会ったら、それ以上でも何でもないの。」
「……。
分かったよ。
愛に深入りはしない。
けど、何か困ったことがあったら相談に乗るから。
コーヒーだけ、もらっていくよ。」
「さようなら。」
「じゃあな。」
そう言って、私は男と別れた。
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