Designer Baby

「あの、愛ちゃん。

そろそろ、本当のことを話さないとまずいと思います。

心疾患特有の症状が、微かですが既に出ています。


早く病気を特定して、治療しないと手遅れになり兼ねません。



今日あたり、愛ちゃん直接に話をして、俺が責任持って病院に連れていきます。」







「分かりました。

今すぐの方がよろしいですよね。」







「早い方がいいので、できるならお願いします。」







「分かりました。」






校長先生は、静かに教室に入り愛ちゃんに声をかけた。






すると、愛ちゃんは教室から出てきてくれた。






「それじゃあ、後は頼んだよ城山君。」






「はい。」






校長先生と分かれてから、俺は愛ちゃんと保健室へと向かった。