女トモダチ
数週間が経ってからも両親ともに働き先は見つからず状況は変わらないままだった。
むしろ少しづつ悪い方向へ向かっている気さえする。
一定期間仕事をしていないと、弟たちは強制的に保育園を退園させられることになる。
そうなれば、両親はますます仕事を探しにくいことになる。
時間があればあたしも家の手伝いをしたり、弟たちの面倒を見たり協力していた。
でも、学生であるあたしには限界がある。
放課後、友達に誘われても遊びにいくお金も時間も余裕もない。
ハルトにも家庭の話なんてして心配をかけたくないから、あれこれ理由をつけて誘いを断っている。
どうしてあたしだけこんな目に――。
どうしてこんなにもうまくいかないんだろう。
学校にいても勉強どころではなく、家にあるお米の心配をしてしまう。
今週中は持つかもしれないけれど、来週は厳しい。
うちの貯金って……あとどれくらいあるんだろう……?
むしろ少しづつ悪い方向へ向かっている気さえする。
一定期間仕事をしていないと、弟たちは強制的に保育園を退園させられることになる。
そうなれば、両親はますます仕事を探しにくいことになる。
時間があればあたしも家の手伝いをしたり、弟たちの面倒を見たり協力していた。
でも、学生であるあたしには限界がある。
放課後、友達に誘われても遊びにいくお金も時間も余裕もない。
ハルトにも家庭の話なんてして心配をかけたくないから、あれこれ理由をつけて誘いを断っている。
どうしてあたしだけこんな目に――。
どうしてこんなにもうまくいかないんだろう。
学校にいても勉強どころではなく、家にあるお米の心配をしてしまう。
今週中は持つかもしれないけれど、来週は厳しい。
うちの貯金って……あとどれくらいあるんだろう……?