女トモダチ
包帯を巻いた先輩の向かい側に座っているのも、クレープ屋さんで一緒にいた人だ。
「でもさ、あたしもこないだ危ないところだったんだよね」
「なにが?」
「靴の中に画びょうが入っててさぁ~!あと少しで足の裏に刺さるとこだったし」
「マジ~?誰かに恨まれてんじゃない~?」
「まさか」
ハハッと笑っている二人からそっと視線を外そうとした瞬間、包帯を巻いた先輩と目があった。
ハッとしてすぐにそらそうとしたものの、遅かった。
「ねぇ、アンタって前に神条セイラと一緒にいた子だよね?」
「……はい」
冷たい視線を投げかけられて蛇に睨まれたカエルのように小さくなる。
「でもさ、あたしもこないだ危ないところだったんだよね」
「なにが?」
「靴の中に画びょうが入っててさぁ~!あと少しで足の裏に刺さるとこだったし」
「マジ~?誰かに恨まれてんじゃない~?」
「まさか」
ハハッと笑っている二人からそっと視線を外そうとした瞬間、包帯を巻いた先輩と目があった。
ハッとしてすぐにそらそうとしたものの、遅かった。
「ねぇ、アンタって前に神条セイラと一緒にいた子だよね?」
「……はい」
冷たい視線を投げかけられて蛇に睨まれたカエルのように小さくなる。