女トモダチ
「真子、ちょっと痩せたんじゃない?」
「そんなことないよ」
「とかいって、本当はダイエットしてんでしょ~!」
「ダイエットはずーっとしてるけど」
「ふふっ、あたしも~!」
駅前で待ち合わせして近くのファストフードにやってきたあたし達。
久しぶりに会ったみっちゃんとの話は尽きない。
中学時代と変わらぬ明るいみっちゃんになぜかホッとする。
「あっ、てかさ、真子って……まだ神条さんと仲良くしてるの?」
「え……?なんで?」
みっちゃんの口から出たセイラの名前にドキッとする。
「……真剣な話、していい?」
「そんなに改まって言われると怖いんだけど」
ポテトを口に運ぶのをやめて真っすぐあたしを見つめた後、みっちゃんは口を開いた。