女トモダチ
「ていうか、どうして急にみっちゃんてばそんなこと言うの？セイラとなんかあった？」

「実はさ、……同窓会の日、神条さんがカラオケボックスに来たらしいの。まだお店には幹事の子たちしか来てなかったんだけど……その子達に『あたしをハブるなんて、あとでどうなってもしらない』って脅したって」

セイラが……脅しに……？

まさか……。以前、あたしがセイラに同窓会の話をしたから？

確かに日程も場所も何気なく話した。

それでわざわざ行ったっていうの……？


「確かに誰にも神条さんに同窓会の連絡しなかったわけだし、そのことで怒るのは分かるの。でも、わざわざ店に出向いて脅すようなこと言ったりするのっておかしくない？中学時代、みんなに嫌われる原因作ったのって神条さんの方なのに」

「そんなことって……あった？」

「真子には言ってなかったけど、神条さんってみんなの彼氏に色目遣って手出したりしてたよ」

「まさか」

みっちゃんの言葉に苦笑する。
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