女トモダチ
放課後になっても胸のドキドキは収まってくれそうもなかった。
「真子、今日って暇?駅前のクレープ屋さんの無料チケットがあるんだけど、よかったら一緒に行かない?」
席にやってきたセイラが微笑みながらチケットを差し出した。
まだ一度も行ったことがないクレープ屋さん。
答えは決まっていた。
「クレープ?いくいく!あっ、でも今日あたし日直なんだった!職員室にみんなのプリント集めてもっていかなくちゃいけないんだけど……。ちょっと待っててもらえる?」
「もちろん。一人で大変だったら手伝おうか?」
「大丈夫!ダッシュで行ってくるね!」
「そんなに慌てなくても大丈夫だからね」
「了解!」
セイラに手を振ってプリントを抱えて駆け出す。
自分でも呆れかえるぐらい今のあたしは幸せの絶頂だった。
初恋の相手であるハルトの好きな人が自分かもしれないと考えると自然と顔がにやけてしまう。
あの反応……絶対そうに決まってる!
恋愛経験のないあたしですら、確信をもってそう思える。
今にも叫び出してしまいそうなのをぐっとこらえて職員室へ向かった。
「真子、今日って暇?駅前のクレープ屋さんの無料チケットがあるんだけど、よかったら一緒に行かない?」
席にやってきたセイラが微笑みながらチケットを差し出した。
まだ一度も行ったことがないクレープ屋さん。
答えは決まっていた。
「クレープ?いくいく!あっ、でも今日あたし日直なんだった!職員室にみんなのプリント集めてもっていかなくちゃいけないんだけど……。ちょっと待っててもらえる?」
「もちろん。一人で大変だったら手伝おうか?」
「大丈夫!ダッシュで行ってくるね!」
「そんなに慌てなくても大丈夫だからね」
「了解!」
セイラに手を振ってプリントを抱えて駆け出す。
自分でも呆れかえるぐらい今のあたしは幸せの絶頂だった。
初恋の相手であるハルトの好きな人が自分かもしれないと考えると自然と顔がにやけてしまう。
あの反応……絶対そうに決まってる!
恋愛経験のないあたしですら、確信をもってそう思える。
今にも叫び出してしまいそうなのをぐっとこらえて職員室へ向かった。