Memory Puzzle
「今、若すぎるって思ったでしょう?実際35歳なんだけどね。今の時代、若社長も無い事はないんだよ。僕が起業したこの会社、いいでしょう?君たちを騙したい訳じゃなかったんだよ。ただ、初めから社長と名乗るにはいかにも怪しいでしょう?」
時音たちは、この時点でもう既にこの業界の闇を見た気がした…。
「まぁ、という事でこのエントリー用紙に色々書き込んでもらうからね。」
そう言って渡されたのは、何かのオーディションのエントリー用紙だった。
「その前に、オーディションの説明をしなくてはね。時音さん、君には映画「翼を持った天使たち」のオーディションを受けてもらう。辻村奏さんの人気作だよ。このオーディションで君がヒロインの座を勝ち取れば、正式にこの事務所に入ってもらう。まずは書類審査があるから、このエントリー用紙を書いて欲しいんだ。」
中村さんが差し出してきたペンを受け取り、時音は書き込み始めた。だが、すぐにそのペンは止まってしまった。
芸名?どうしよう…。
時音たちは、この時点でもう既にこの業界の闇を見た気がした…。
「まぁ、という事でこのエントリー用紙に色々書き込んでもらうからね。」
そう言って渡されたのは、何かのオーディションのエントリー用紙だった。
「その前に、オーディションの説明をしなくてはね。時音さん、君には映画「翼を持った天使たち」のオーディションを受けてもらう。辻村奏さんの人気作だよ。このオーディションで君がヒロインの座を勝ち取れば、正式にこの事務所に入ってもらう。まずは書類審査があるから、このエントリー用紙を書いて欲しいんだ。」
中村さんが差し出してきたペンを受け取り、時音は書き込み始めた。だが、すぐにそのペンは止まってしまった。
芸名?どうしよう…。