Memory Puzzle
そう思うとすごく嬉しかった。今日1日、自分を見つめ直す事ができたと時音は思った。
部屋に戻ると、先に宿題をしていた美花が顔を上げた。
「そうそう!時音ってさ明日休み明けテストあるの知ってた?」
「嘘!全然知らなかったんだけど!ヤバイ〜〜〜!」
時音は、全身鳥肌が立つのを感じた。
「また美穂言ってなかったのか。」
「美穂って?」
「今日HRの時いた男っぽい田中 美穂(たなか みほ)先生。あの人よく物事を言い忘れるから。」
時音は、確かに思い出した。今日の校長室で挨拶する時にいた事を。美花が美穂と言うので分からなかったのだ。
「1日でテストするの?1時間目から6時間目まで?!」
「5時間目までだよ。普通クラスと芸能クラスは3日で分けるらしいんだけど、特別クラスはチャッチャと進めよー!みたいな感じだからね。」
「お風呂湧いたよー!女子!」
彩さんの大きな声でお風呂に入る事になった。お風呂に行くと、とんでもない物が目に飛び込んで来た。
「銭湯みたい。」