Memory Puzzle
1時間程世間話をして帰って行った。
部屋に残された時音にお父さんは話しかけてきた。
「どうだった?」
「良い人で良かったと思ってる。すばるくんも居て安心できそう。」
時音の言葉にお父さんの頬が緩んだ。
「それなら良いな!部屋に戻って良いぞ。暇かも知れないが。」
「そうするよ。」
部屋に戻ると自然と眠ってしまった。慣れない人と一緒に居て少し疲れたのかも知れない。

「時音!ご飯出来たよ?」
彩さんの声だった。
「いま行く!」
リビングに行くと、彩さんと2人きりだった。
「お父さんは?」
「会議があるっていって出て行ったよ?」
養子になる事をもう少し話したいと思っていたので、残念に思った。
「食べよう?」
「「いただきます。」」
シーンとした中食べ始めた。
「2人きりだと、静かだね。」
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