Memory Puzzle

「いいの！すごい嬉しい！」
「いいよ！時音が本当に私達の家族になったら、その学校に通う事になると思うから、学校見学もすれば良いんじゃない？」
助手席に座っている愛依さんの顔は見えないが、笑顔だと言う事が言葉から伝わってくる。

私と暮らす日々を楽しみにしてるんだ！

この人達と暮らしたら、きっと楽しいんだろうな…。

「そうするね！」
時音は、これからの3日間の事を思うと楽しみで仕方なかった。

「ついたぞー！」
今まで黙って運転していた晃さんが、声をかけた。
12時に到着した。8時から出てピッタリ4時間で着いた。休日なのにピッタリの時間で着くなんて、晃さんは凄いと思う。
車から降りると、目の前には大きなマンションがあった。
「ここ、家？」
驚き過ぎて、声が漏れる。
「うん！30階に部屋あるから！」