Memory Puzzle
「ありがとうございました。大丈夫です。」     
いくらか落ち着いた私は、看護師さんに告げた。   
「このことは、担当医に伝えておくわ。そうそう、このネックレス渡しておくわね。」           
看護師さんはそう言ってクローバーのネックレスを置いて出て行った。                  
                         
これ…凄く大切な物だったような気がする。何だったっけ?               
                         
ズキンッ                     
                         
痛いっ!                     
                         
やっぱり前の事考えると痛くなるんだ…もう今日は疲れたから寝よう。                  
                         
そう思い、私は目を閉じた。            
                         
                         
                         
チュンチュン                   
「朝ですよ〜!よく寝られましたか?」       
昨日の看護師さんだった。             
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