いちごミルク、片想い。
話したことは…あの日きり。
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ーーガコッ
それは、ある日のお昼休み。
私はいつものごとく、
自動販売機でいちごミルクを購入した。
ストローの封を開け、いざ飲もうと口元にストローを運ばせたその…瞬間。
突如、肩に衝撃が走り。
「ひゃっ」と弱々しい声を漏らした私は、いちごミルクを手に持ったまま、そのまま尻餅をついてしまった。
「っぶねーなあ。前見て歩けや!」
聞こえたそんな声に、視界が少し、緩んで。
派手にこぼれたいちごミルクは、真っ白なフローリングの床をピンク色に染めた。
ああ。
今日はとってもついてない日。