クリスマスイヴの告白
「君はれんちゃんかい?」

男の人は何故か私を知っていました。

「そうです。」

「僕はたいようの父です。」

「たいようくんの?!」

その優しい人は確かに、栗色の髪の毛やどこかふわふわした雰囲気がたいようくんにそっくりでした。

「あの…たいようくんは?」

私はずっと気になっていたことを聞きました。

「…たいようは…」

たいようくんのおとうさんはそこまで言うと黙ってしまいました。

「ついてきてくれますか?」

私は頷きました。

でも、嫌な予感がしました。

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