放課後の図書室で君と
そんなことない。


君は優しい。


とっても魅力的で、素敵な人。


少し、チクリと心が痛んだ気がした。


「ん?どした?」


「あ、いや‥‥‥告白、どうしたの?」


気になったことがポロリと口から溢れた。


言うつもりじゃなかったのに‥‥‥


「気になる?気になるのか?」


少し意地悪な顔をして、君は私との距離を近づけた。


ち、近い‥‥‥


「お、顔赤くなった」


「そ、そんなこと、ないもん!」


これは、窓から差し込む夕日のせい。


少しあついのも、きっとそのせいなの。


「ははっ、お前可愛いな〜」


「な、何、言って‥‥‥!」


「ほら、もっと赤くなった」


恥ずかしくて、君から視線を外した。


か、からかわれてるだけ、だから‥‥‥!


おさまれ、おさまれ。


「本当に真っ赤だぜ?可愛い」


「もう‥‥‥」
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