放課後の図書室で君と
からかうように、意地の悪い顔をする君。


そんな君に、私は赤くなって伏せていた顔を勢いよく上げた。


君は少し驚いた顔をした。


「うおっ」


「寂しいよ‥‥‥!」


「え、ちょ、」


「君といる時間、楽しいから!それがなくなるのは、寂しいに決まってるじゃない!」


少しやけになりながら言った。


言っちゃった‥‥‥!


顔がひどく熱い。


「あ、えっと‥‥‥あ〜」


「もう、君なんて知らない!」


「あ、ちょ、怒るなって」


顔を君から背ける。


本当に寂しいの。


君との時間、大好きだから。


君が‥‥‥大好きだから。


「お前、俺がいなくなってもさ、ここに来るのか?」


「そりゃあ‥‥‥」


「そっか‥‥‥」
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