【短】冷たくて甘々な後輩くん


次の日の放課後ーーー




「よっ!舞衣、今から帰り?」


わたしの背中をパシッと手加減なしに叩く彼は同じクラスの鈴木蓮



「ううん、これから部活」


「え、お前まだ茶道部やってんの?
人少なくて廃部になるって聞いたけど」


「後輩くんが1人入ったおかげで廃部にならずに済んだんだよ」


「へぇ〜...


よかったじゃん、
そいつどんな奴なの?」



「えっ、どんな奴って...

背が高くてカッコよくて、

勉強もスポーツも何でも出来て、

ちょっと冷たいけどたまに優しいの!」


「ふっ...

お前そいつの事大好きだろ?」


「えっ...?! 何でわかるの?!」


「いや、それだけ聞いたら誰だって分かると思うよ


てか、本人にも気付かれてるかもな」


「....えっ?!」


そんなことあるはずないよね...



「まぁせいぜい頑張れよ」


「う、うん
ありがと」

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