【短】冷たくて甘々な後輩くん



「....っ、聞いてたの?!」



「先輩声が大きいから嫌でも聞こえてきたんですよ


で、
これって僕のことですよね?」


そういうと彼は私の腕を掴み、唇が触れるか触れないかのとこで聞いてきた



「先輩、言うことは?」


「....っ、やだっ、


絶対言わないもん」


彼に気持ちがバレてるのに半ばやけくそになる私



「へぇ〜〜....



そんな先輩にはお仕置きが必要ですね」



チュッ



一瞬、何が起きたか分からないほどの短いキス


ただ、私の心臓をうるさくさせるのには十分だった



「....っ、」



ドキドキしすぎて涙目になる私


彼が今どんな表情をしてるか知りたくてパッと顔を上げると
反射的に逸らされてしまった


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