【短】片想いのはじまりは、



「あ、あのっ」




会話がなくなってしまった空間に私の声が大きく響いた。




しまった。


思いきって声にしてしまったけど、この後何話せばいいのだろうっ。




「ん?」


「えっ、と……えっと……」




わ、話題がない!!


チラッと君を見ると目が合った。


ふわっと笑いかけられドキンと強く胸を打つ。




それと同時に、苦しくなった。






やっぱり、好きなんだまだ。



長山くんが、好き。






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