『君の幸せを願います。』
翌日、学校に行くと、美咲ちゃんが昇降口に立っていて、
私を見つけると、駆け寄ってきた。

「真梨先輩!陸先輩見てませんか?」

また陸か。。。
この子も陸のこと好きなんだろうな。
と、確信してしまった。。。

『見てないな〜。
 美咲ちゃんはなんで陸のこと探してるの?』

また、余計なことを口に出してしまった。。。


「えーっと。。。
 真梨先輩なら言っても大丈夫だと信じて!
 言いますね!
 ぜーーーったい秘密ですからね!」


「私、実は…」

聞きたくない!
聞きたくない!
聞きたくない!

心の中で叫びまくった。


そして、気づいたら目の前が真っ暗になっていた。
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