「はいどーもな」
私は君の親友だ。それ以上になんて絶対になれないし、君が好きな大和撫子なんかにも程遠い。話が合うのは私だって同じなのに、その距離がもどかしい。
片思いのとき「この関係が崩れてしまったら」って怖くなる、その気持ちをこんなにもうまく表現した作品は他にないと思います。親友として隣にいたい、でも好きだって気持ちが溢れてしまう。
背中に綴った『スキ』の文字が、青春をぎゅっと全部詰め込んだみたいでほんとうにいとおしい。片思いって切ないけれど、片思いって本当に素敵!
個人的に最後のやりとりがだいすきです。作者さまのセンスを見習いたい。是非是非ご一読を!