いとしの腹黒メガネくん!
全部の授業が終わった放課後。
部活にいく途中だった湯浅くんを捕まえて、いつものように告白すると、彼は大げさにため息をついた。
「あのさ、これで何回目?
何回断られたらあきらめるの?学習能力ないわけ?」
「え......?」
ちょうど昨日から衣替えしたばかりの夏服も似合ってるし、メガネをかけた優しげな顔もいつも通り。
だけど、誰に話しかけられても、いつも笑顔で神対応な湯浅くんが、面倒くさそうな対応をしたことに驚いて固まってしまった。
「頭だけじゃなくて、耳も悪いの?」
「み、耳はいいよ!」
常に成績上位組の湯浅くんに比べて、赤点スレスレの私はどうがんばったって頭がいいとは言えない。
でも、耳と両目視力2.2の目だけは自慢できるんだ!
部活にいく途中だった湯浅くんを捕まえて、いつものように告白すると、彼は大げさにため息をついた。
「あのさ、これで何回目?
何回断られたらあきらめるの?学習能力ないわけ?」
「え......?」
ちょうど昨日から衣替えしたばかりの夏服も似合ってるし、メガネをかけた優しげな顔もいつも通り。
だけど、誰に話しかけられても、いつも笑顔で神対応な湯浅くんが、面倒くさそうな対応をしたことに驚いて固まってしまった。
「頭だけじゃなくて、耳も悪いの?」
「み、耳はいいよ!」
常に成績上位組の湯浅くんに比べて、赤点スレスレの私はどうがんばったって頭がいいとは言えない。
でも、耳と両目視力2.2の目だけは自慢できるんだ!