大好きな貴方へ
フライトの時間が来て、私が乗りに行こうとすると電話が鳴って

「はい?もしもし?」

「お、お前!亜美!!どこにいるんだ!!!」

お兄ちゃんの声だった。
それ以上聞いてしまうともう泣き叫んでしまいそうだった。

「千春にぃ…。私ね千春にぃのことホントに大好きだよ。
だからこそ、もう無理なんだ。
バイバイ……。また、どこかで…。」


私は、そう言ってお兄ちゃんの言葉を遮って携帯の電源を切った。
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