私は貴男とまた出会い、きっと恋に落ちる。



「おい、俺の女になにしてんだよ。」

絡んできた男の腕を、もう一人の男の人が掴んでいる。

「チッ…男いるのかよ。」

と悔しそうに言いながら、男は去っていった。

ほっとして全身に込めていた力が抜ける。

「あ、あのっ、助けてくれてありがとうございます。」

と言いながら顔を見上げる。

・・・うわぁ…かっこいい…。

男の人は、まさに容姿端麗という言葉が似合う人だった。
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