私は貴男とまた出会い、きっと恋に落ちる。
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ピリリリリリリリリリ!
「ん…。"あの夢"を見るのも久しぶりだなぁ。」
目を擦り、ダルい体を起こす。
"あの夢"というのは、
幼い頃によく遊んだ男の子、彼方くんの夢。
彼方くんと遊ぶのはとても楽しくて、
今でも鮮明に覚えている。
私の初めて好きになった人。
・・・会いたいな…。
「あっ。学校の準備しなきゃ!」
回想している場合じゃなかった。
今日は高校の入学式。
さすがに遅刻するわけにはいかない。