最高の片想い
私の好きな人
「秋月ー、お前今日暇だろ?
俺の仕事手伝って」

「えー、それ会長が溜めてたやつじゃん
私ちゃんと言ったのにー」

「とか言いつつ手伝ってくれるんだろ?
いやー、優秀な副会長さまのおかげで
毎回助かってますよー?」

「もう!」

柴田尚…この学校の生徒会長だ
適当な性格だが憎めない何かをもっている
ゆえに、先生や生徒からよく話しかけられている
人気者だ…
そして私の好きな人…


私の恋は叶わない…
だって会長には好きな人が居るから
会長の好きな人は聞いた話だと私と逆な人だ
髪が長くて、綺麗な顔で、頭が悪くて
いつも無表情で…そう会長は言っていた
私は髪は肩位で顔はまぁ…普通だ
頭は副会長やれてるくらいにはいい方で
それなりに人付き合いもいい方だと思う…
ほらね?……逆なんだよ…


「秋月ー?おーい?
吹羽さーん??……こら!」

ペチ―――

「あてっ!?……何するんですか、会長」

「呼んでも返事しないからだろ、
…疲れてるなら帰れよ?
俺も、疲れてる相手に手伝えなんて言わねーよ」

「えー?私いつも疲れてるんですけどー?」

まぁ、疲れてても会長と2人きりは
嬉しいし…
こんなこと思ってるなんて知らないんだろうな
知らなくて良いのか…
知られて距離が出来るくらいなら…

「おー、そうかそうか、それでいつも残ってくれる
ってことはそんなに俺の仕事やりたいんだな
お望みどうり手伝わせてやるぞ」

「鬼だ」

「今更だろ?……俺は天邪鬼だからな…」

「何か言いました?今更だろのあと」

なんか言ってた気がするけど聞こえなかった

「何でもねーよ、大丈夫ならやろーぜ
早く終わらせて帰ろう…」

「?はーい」


























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