最高の片想い
バタバタバタバタ―――
あーあ…最悪…何でかなー?
なんで今日なの?
今日は私の誕生日…
まぁ…会長が知ってるわけないんだけど…
それはいい、それはいいんだ
さっき、生徒会室に入ろうとして
聞こえてきた言葉…
『好きだ…付き合ってほしい』
そんな会長の言葉と
笑う女の人の声だった…
「ははは!ははっ…は…ふぅっ
もう…やだ、なんで泣いてるの…」
分かってたじゃんか
会長に好きな人が居るのも
会長がモテるのも
私と逆の人が好きなのも…
悲しい…辛い…それでも私の中に後悔なんてなくて
初めて生徒会室で会った日、
一目惚れだった…
みんなと楽しそうに笑う姿はキラキラしてて
何より子供みたいな無邪気な笑顔が可愛くて
一緒に仕事するようになって…
仕事が出来なくても…投げ出そうとせず
努力してる所がまた可愛くて…
いざと言う時にはちゃんと会長して、かっこよくて
好きな人の話をして、少し寂しそうな、
照れたような顔ですら愛おしくて…
失恋した今でも…思いは消えなくて…
あぁ、私、会長を好きになってよかった…
だって失恋しても笑えるんだもん…
会長が幸せならいいって思えるんだもん
そっか…私がしてた片想いは最高の片想いだ
相手を思える…誰も不孝にならない…
最高に素敵で残酷な片想い…
「誕生日…か
私が失恋した日、そして好きな人が
幸せになった日、不幸にばかりじゃないじゃん
何よりも愛おしいひとが幸せになった日
こんな、誕生日も悪くないかもね…?
でも…でもね?もう少しだけ、泣いていいっよね?
っ…ふぅ…会長…」
「秋月っ…」
ギュッ…
えっ?会長?何で
「かい…ちょ?」
「なんで、泣いてんだよ?
お前がいつも来る時間きても来ないし
休む連絡も来てないし…
心配で探して来てみたら…なんで
なんかあったのか?……なぁ?泣くなよっ…」
心配…
探した…
泣くなよ…
なんで?彼女さんは?
置いてきちゃうなんて、彼氏失格ですよ
「会長……おめでとうございます…
告白、上手くいってましたよね…
おめでとっ……ござ…ますっ!」
あぁ、ダメだなぁ私、
おめでとうってちゃんと言ってあげたいのに
あーあ…最悪…何でかなー?
なんで今日なの?
今日は私の誕生日…
まぁ…会長が知ってるわけないんだけど…
それはいい、それはいいんだ
さっき、生徒会室に入ろうとして
聞こえてきた言葉…
『好きだ…付き合ってほしい』
そんな会長の言葉と
笑う女の人の声だった…
「ははは!ははっ…は…ふぅっ
もう…やだ、なんで泣いてるの…」
分かってたじゃんか
会長に好きな人が居るのも
会長がモテるのも
私と逆の人が好きなのも…
悲しい…辛い…それでも私の中に後悔なんてなくて
初めて生徒会室で会った日、
一目惚れだった…
みんなと楽しそうに笑う姿はキラキラしてて
何より子供みたいな無邪気な笑顔が可愛くて
一緒に仕事するようになって…
仕事が出来なくても…投げ出そうとせず
努力してる所がまた可愛くて…
いざと言う時にはちゃんと会長して、かっこよくて
好きな人の話をして、少し寂しそうな、
照れたような顔ですら愛おしくて…
失恋した今でも…思いは消えなくて…
あぁ、私、会長を好きになってよかった…
だって失恋しても笑えるんだもん…
会長が幸せならいいって思えるんだもん
そっか…私がしてた片想いは最高の片想いだ
相手を思える…誰も不孝にならない…
最高に素敵で残酷な片想い…
「誕生日…か
私が失恋した日、そして好きな人が
幸せになった日、不幸にばかりじゃないじゃん
何よりも愛おしいひとが幸せになった日
こんな、誕生日も悪くないかもね…?
でも…でもね?もう少しだけ、泣いていいっよね?
っ…ふぅ…会長…」
「秋月っ…」
ギュッ…
えっ?会長?何で
「かい…ちょ?」
「なんで、泣いてんだよ?
お前がいつも来る時間きても来ないし
休む連絡も来てないし…
心配で探して来てみたら…なんで
なんかあったのか?……なぁ?泣くなよっ…」
心配…
探した…
泣くなよ…
なんで?彼女さんは?
置いてきちゃうなんて、彼氏失格ですよ
「会長……おめでとうございます…
告白、上手くいってましたよね…
おめでとっ……ござ…ますっ!」
あぁ、ダメだなぁ私、
おめでとうってちゃんと言ってあげたいのに